ご訪問くださってありがとうございます!
今日は、「真の教育って?」のお話を書いてみたいと思います。
障がい者施設を訪れる機会があって、行ってきたときのことです。
そこでは、重度の知的・身体的障害があり、医療と介護を必要とされる2歳から81歳までの入所さんが暮らしています。
その日は、10数名の方たちと音楽療法をともに楽しみました。
脳にダメージを受けているため体の機能を思うように動かせなかったり、口から栄養を摂れなかったり、酸素マスクが常に必要だったりと、誰かの助けがなければ生きることができない方たちもいらっしゃいます。
施設長さんの話では、昔はそういう方たちに教育は必要ないと言われていたそうですが、今は、学校の先生が来所されて、ベッドのそばで教えてくださっているのだそうです。
すると、メキメキ伸びてきて、外出して買い物に行った時、会話しながら買い物が楽しめたとご家族からも喜ばれたそうです。
読んだり書いたりすること。
自分の意思を伝えられること。
何もできないと思っていた我が子が、笑ったり、会話をしたり、それを喜んでいる家族。
教育って、テストで高得点を取ることよりも、誰かを周りをしあわせな気持ちにさせてくれる、そのためにあるんだなぁって思いました。
読み書きができる。お話ができる。
あたりまえと思っていることがどんなに素晴らしいことなのか、それは奇跡のようなもので、有ることは難し、有難いことなのだとそんな大切なことを思い出させてくれた素晴らしいひと時でした。
そして、障がい者という社会的弱者と言われる方たちは、お会いすると、心がピュアで、私たちの方が教えられるんです。と職員さんは口をそろえます。
健常者だって、弱点や欠点もありますし、お互いに補い合ったり、支えたり支えられたり、教えたり、教えられたりします。
ひとりひとり誰もが、かけがえのない存在で欠かすことのできない存在なのだということを私もあらためて気づかされた貴重な学びの時間でございました。
最後までお読みくださってありがとうございます。