人や出来事は中立 人のせいにしてはいけない、と言うのはなぜ?

こんにちは! れいこです。



今日は「人や出来事は中立 他人のせいにしてはいけない、というのはなぜ?」のお話をしてみたいと思います。



私たちは、イライラしたり、怒り、不快感などのネガティブな思いの原因を、常に外側に求めがちです。


けれど、他人や出来事は中立であり、あなたの不快感はあなたのものであって、自分以外の何かのせいではないのです。



興味深いお話をお聞きしましたので、ご紹介しますね。



電車の中で、幼い兄弟が走り回ったり声をあげたりと騒いでいました。



父親と思しき若い男性は、そんな子どもたちを注意もせずにボーっと座っています。



電車の中に居合わせた乗客たちは、電車で騒ぐ子どもたちを「うるさい」と思い、「なぜ叱らないんだ」と父親に対して腹を立てていました。



この状況に耐えられず、隣に座っていた人が、父親に思い切って声を掛けます。

「お子さんたち、走り回って騒いでいますよ。注意してもらえませんか」


父親は、我に返って「あ。すみません。そうですね。こどもたち、うるさいですね。ごめんなさい。実は、あの子たちの母親が一昨日に亡くなったばかりで…これからどうしていこうかと考え込んでいました。子どもたち、叱らないとですね。」



それを聞いた乗客は、今まで、「うるさい」とイライラしていたはずなのに、「こどもはあれくらい元気があった方が良い」「がんばれよ」と気持ちが変わったそうです。




子どもたちは、あいかわらず、元気に走り回っていて、状況は変わっていません。



けれど、それを見ている乗客の気持ちは変わっています。




これをお読みになられているあなたの気持ちも、父親の話の前と後では、変化したのではないでしょうか。



私たちは、自分の怒りやネガティブな思いを、つい人のせいにします。



子どもがうるさいから。理不尽なことをされたから。



けれど、人や出来事はただ「ある」だけで、そこに善悪はないと言われています。


あなたが、不快に思っているのは、人や出来事を見て感じる、「自分の感情に反応」しています。



なので、相手を変えようとしなくても、自分の中を整えることで、自分の感情を変えることができます。ということを知っておかれると良いと思います。




このことをわかっていると、不要な争いも少なくなるかも、しれませんね。










最後まで、お読みくださってありがとうございます。