【一番大切な人とのコミュニケーション】




コミュニケーション心理学のワークショップを小学生からご高齢の方まで幅広い年代の方と楽しんでおります。


カウンセリングでも、お話をお聞きしておりますと、コミュニケーションの行き違いによる人間関係で苦しんでおられる方は多いです。


コミュニケーションは大事ですよね。


苦手な上司、嫌いな先生、嫌味な姑、ママ友との窮屈なお付き合い…。

心理学のあらゆるスキルで心を軽くすることはできます。が、根本の解決にはなかなかたどり着きません。。

何故なのだろうとずっと考えておりました。



一番大切な人とのコミュニケーションを大事にしていない。



私たちは、悪口を言ってはいけない。

褒めてあげなさい。

と言われます。

なぜなのでしょう。





自分が話す言葉は、自分が一番近くで一番多く聞いています。


悪口を聞いて心地良い気持ちになる人はいません。

褒められて不快になる人はほとんどいない。



自分の言葉で、自分を心地良くも不快にもしているのですよね。



そして、私たちは、人や出来事に反応しているのではなく、それを見て感じた「自分の感情(言葉)に反応」しています。





例えば、
朝、気持ち良く元気に「おはよう」と挨拶したのに、お友だちは無視した。



「なんで挨拶しないんだ」とムカつく。

「あれ、俺なんか悪いことしたのかな」とわが身を振り返る。

「聞こえなかったのかな?まっいいや」と放っておく。
etc。



お友だちに挨拶したのに返事がなかった。

それに対して感じた自分の心の声「言葉」に反応しているだけなのですね。



お友だちが悪いわけでも、間違っているわけでもなく、お友だちというのは「中立」なわけです。




挨拶を返さなかったのは、朝、母親とケンカしてむしゃくしゃして頭がいっぱいだった、のかもしれませんし、
大好きな人に告白しようとそればかり考えていた、のかもしれませんし、
ただ単に本当に聞こえなかった、のかもしれません。




挨拶したのに返事がなかった。

それに対する自分の感情、心の声「言葉」に自分で勝手に反応しているだけで

お友だちは、良いも悪いも、正しいも間違いもないのですよね。




理由も聞かず「勝手に」自分で考え自分の心の声「言葉」に反応して、不快に感じていた、のだとしたら…。




コミュニケーション心理学で、たくさんのスキルはありますが、一番大切なのは、自分の心の声にしっかり耳を傾けて自分とのコミュニケーションを取ってあげることです。



「あ、今、私は怒っているんだな」
「私は今しあわせって思っているんだなぁ」
「さみしいと思っているんだな」etc。
って。

その感情をしっかり感じてあげると不思議に落ち着いてきます。





自分とのコミュニケーションがうまく取れるようになると、なぜか他人とのコミュニケーションもうまく回るようになります。




相手の言動に振り回されて、怒りが湧いてきても、その相手ではなく、相手の言動に怒っている自分を認めてあげる。

相手が悪い(相手のせい)と思ってしまうと、いつまでも自分の怒りの感情はなくならない。

相手は変わりませんし変えられませんから(^^)




ママ友とのお付き合いも「本当は行きたくないけど仲間外れにされるの嫌だから仕方ないな…」そんな思いで行っても楽しめないですし、後悔ばかり募って悪循環。



自分とのコミュニケーションをうまく取って、自分の心の声を大切にすることで離れてしまう友人が出てくるかもしれません。
けれど、その時離れても、また楽しく会える時が来ることもありますし、今の自分に合った人との出会いがやってきます。




私も長男が幼稚園の時のママ友とは25年程のお付き合いになりますが、今も都内に行く際はランチしたりお茶したりと交流が続いています。
それは、お互い無理しないし、会うと楽しくて会いたいと思っているから、なんだろうなぁと思います。






自分とのコミュニケーション、上手く取れていらっしゃいますか。
そうなると世の中は楽しく回り始めますよ。






自分とのコミュニケーションを取っても怒りはおさまらない!どうしたら良いの?
という方には信頼できるカウンセラーさんは全国にいらっしゃいますのでご紹介いたします。

どちらからも紹介料などはいただきませんのでご安心くださいませ。






最後までお読みくださってありがとうございます!✨