
JR山手線のように、ボックスシートではなく両窓側に座席が設けられた電車内。
若い父親と思しき男性と幼い子どもたち。
子どもたちは電車内を走り回ったり靴のままで椅子に乗って窓の外を眺めたりしています。
が、若い父親は子どもたちをたしなめるどころか何も言わずボッーとしています。
周りの乗客たちは何も言わない父親にイライラし始めました。
「うるさいな」
「親はなぜ何も言わないんだ!?」
「皆さんはこの話を聞いてどう感じましたか?」
昔、中学校の生徒さんたちに行ったワークショップで、お話しました。
生徒さんたちは、「走り回るのはいけない」。「父親は子どもをきちんと躾るべきだ」と、しっかり回答されました。
私は続きを話しました。
見かねた乗客の一人が父親に、「子どもをしっかり見てください」と話しました。
父親は、ふと我に返って、「あぁ。そうですね。子どもたちいけませんね…。実はこの子たちの母親が数日前に亡くなったばかりでこれからどうしたら良いのかと考えていました。ほんと、子どもたちいけないですね…」
それを聞いていた周りの乗客たちは、「子どもはこれくらい元気があった方が良い」「がんばれよ」と親子を応援する気持ちで車内の空気が一瞬で変わったそうです。
生徒さんたちに、「皆さんはこの話を聞いてどう感じましたか?」とお聞きしました。
やはり同じように「そうだったのか…」と、先程の怒りは消えて、全く違う気持ちを持っている自分に気付かれていました。
走り回る元気でやんちゃな子どもたちと若い父親。
状況は全く変わっていません。
けれども、父親と子どもたちの背景を知った途端、私たちの感情は変わっています。
私たちは、出来事に怒っているのではなく、それを見て感じた「自分の感情に反応」している。✨
※心理学の先生からお聞きした話を一部要約してお話しました。
私は今、町中でもノーマスクで過ごします。
けれどほとんどの人はマスクしていらっしゃいます。
誰かが外すのを待っている、慣れてしまった、むしろ加湿できて良い、お化粧しなくて良いから楽、ほんとうは外したいけどめんどくさいから、マスクすると安心…etc。
マスク着用の理由をお聞きしますと、一人ひとり様々です。
このマスク、世界中が外しても、日本ではいつの間にかマナーになっているのだそうです…。💦
マスク着用依頼された時は、「既往症で(本当です)長い時間マスク出来ないんです」と話しますと、相手の方は、「そうだったのですね」と、さっきまでの怒りの顔つきが少し緩まれるのを感じます。
日本人は、相手のことを思いやるやさしい素晴らしい人種です。
みんながマスクしているんだから、あなたもしなさい。という方も時々いらっしゃるようなのですが、個々にそれぞれの背景や価値観考えの違いがあるということを知っていることで、まずご自身が怒りの気持ちを持たれることは少なくなると思います。
マスク着用がマナーになっている、
ということは、ノーマスクの私はマナー違反なのか?笑
そこで、ノーマスクで町を歩く時は、可能な限りゴミを拾うようにしています。
先日も山手線の車内でゴミを拾い、ホームに降りてからJRの職員さんにゴミ箱をお尋ねしました。
職員さんは私がノーマスクなのを見ると、最初は怪訝な顔で見ておられましたが、手に持ったゴミを「車内に落ちていたゴミです。これを捨てたいんです」と話すと、途端に「あ、ありがとうございます」とお礼を言われ、「近くにゴミ箱が無いのでその柱の下に置いてください後で自分がやります」と、笑顔でおっしゃってくださいました。
ノーマスクの人は、マナー違反な人ではなく意外にちゃんとしている!と思わせたい笑
そんな負けん気が私の中にあったのだと気付く今日この頃(^^)✨
今夜はイヴ。
「メリークリスマス✨」
と、今やアメリカでは言ってはいけないそうで「ハッピーホリデイ♪」と言わないといけないそうですね。
なんだか窮屈な雰囲気になっていますけれど、これからも日本を良くしたい思いの方たちを応援しながらのんびり過ごしたいと思います💕
みなさまの毎日がハッピーデイでありますように(^^)
最後までお読みくださってありがとうございます!✨