
・うれしい、悲しい、たのしい、くやしい…etc。
人間の持つ情緒 感情の数はいくつあると思いますか。
せいぜい10種~20種くらい思いつくのが精いっぱいでしょうか。
なんと、その数、約8000程あると言われています。
怒りや嫉妬などで苦しく思うときは、その感情に当てはまる「言葉」を見つけて、的確に客観視すると消えていきます。
怒りでイライラしている時、「私は怒っているんだな…」と客観視すると落ち着いてきます。
「怒っているから冷静になれないし客観視なんてできない」とおっしゃるかもしれません。
怒りの奥のほんとうの感情を見つけられていないから、なのかもしれません。
子育て中のママさんが、子どものこと、職場のこと、親せきや近所づきあい等々、問題を抱えたママさんの心と体は限界。
それなのに旦那さまは、仕事とはいえ、帰りも遅く、家事が行き届いていないと嫌な顔をされてケンカばかり。。。
こんなにがんばっているのに、「なんでわかってくれないの!!」と思っているとき、その心の奥には「さみしい」「かなしい」等という感情が潜んでいることが多々あります。
「さみしい」「かなしい」ほんとうの気持ちをわかってもらいたいのにわかってもらえていない、と怒りがわいているのかもしれません。
また、普段穏やかな人が、言葉にできない思いが残っていて、いろいろなストレス解消法を試したり、心理学の本を読んだりしても、スッキリしなくてずっと心に引っかかっていたそうです。
それが、ある時、自分の感情にぴったりの言葉を見つけて、「わたしは、ほんとうはこんな感情を持っていたんだ」と、自分の心の中の醜さをあらわす言葉に出合ったことで、スッキリして、いつもの穏やかで優しい気持ちに戻ることができたそうです。
多くの方は、苦しみの渦中にいては、的確に客観視することができないため、消えるどころか、またさらにいろいろな感情を引き寄せてますます苦しくなっていく、ということになっていきます。
けれど、自分の感情に合った言葉を見つけて客観視すると消えます。
それは、名前を思い出せなくて、やっと思い出した時、スーッと落ち着く感覚にも似てるようです。
パズルのピースが合わさったら次、に行くように、そのことを気にかけなくなるから、なのでしょう。
自分の感情にピッタリの言葉を見つけられると良いですね。
子どもが、かんしゃくを起こしたり、親の言うことを聞かずにモノを投げたり泣いたり暴れたりするのは、自分の感情と一致する「言葉」が見つけられなくて、もどかしくてけれどどうすることもできなくて、そういう行動をしているのかもしれません。
子どもは語彙力が少なく、対応できないからです。
そういうとき、近くにいる大人が、一緒に、子どもの感情に当てはまる言葉を見つけてあげられると良いですよね。
それには、どうしたら良いのでしょう。
長くなりましたので、また次回書きたいと思います。
最後までお読みくださってありがとうございます!