言葉で伝わっているのは?



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今日は、コミュニケーション心理学の授業で、生徒さんたちにお話ししていたことを短くまとめて話してみたいと思います。



「コミュニケーションが苦手だ」、という人は思ったより多かったです。

またコミュニケーションは苦手、あるいは得意だ、という方、どちらも、誤解や勘違いしている方が多いようです。



コミュニケーションは、素晴らしいことを言わなければ!立派なことを話さなければ! ならない!!!


そんなふうに、言葉だけを意識してしまっていらっしゃるようです。




メラビアンという人が行った実験をもとにした、「メラビアンの法則」をもとにお話ししますね。



コミュニケーションで、相手に伝わる要素を100とすると、言葉で伝わるのは、なんと、たったの7%。


55%は外見態度雰囲気、といった視覚。目からの情報。


38%は声の大きさやトーン、という聴覚。耳からの情報。



なので、お友だちの中で、一生懸命、「何か話さなくちゃ」、と思わなくとも、ニコニコと笑顔でみんなの話をうんうんと頷いて聞いている。


それだけで、というより、それでもうすでにコミュニケーションは成立しています。



自分の話をうんうんと頷いて笑顔で聞いてくれるあなたがいるだけで、お友だちはうれしいと思っているし、もうすでに素敵なコミュニケーションの交流は始まっています。




ですから、何か自分も話さなくては! と思わなくても良い。

会話や、言葉だけで伝わるわけではないのです。




たとえば、家族が「ただいま」と帰ってきたとき、何も言わなくても、「あれ?今日はなにか嫌なことでもあったのかな」と思うことはありませんか?



または、母親が鼻歌を歌いながらお料理していると、何も話さなくとも、「あ。お母さん、今日何かいいことあったな」と思うことはありませんか。



そんなふうに、話さなくても、相手の態度や雰囲気で、ちゃんと感じ取っています。



あなたが感じ取っているように、周りの人もあなたが何も言わなくても、あなたから、感じ取っています。



中には、悲しみや苦しいことを隠してカラ元気で笑っている人もいますけれど、たいていは、わかるものです。



コミュニケーションは、言葉より、態度姿勢雰囲気で伝わっている。



あなたが今ここに存在している。

それだけで、もうすでに発信している。

ということを知っていてくださいね。


コミュニケーションの交流は、すでに始まっています。





最後まで、お読みくださってありがとうございます。