皆さま、こんにちは(^^)
れいこです。
今日のセルフセラピーのお話は、「世界は自分の色眼鏡で見ている」です。
私たちは、自分が見ているものがすべてであり、そしてそれはすべて真実だと思っています。
なに当たり前のことを言っているの?と思うかもしれません。
それでは、ちょっとおもしろい実験をしてみたいと思います。
車を運転中の方は、目的地に着いてから、やってみてくださいね。
絶対に運転中にしないでください。
さて、あなたが今いるのは、自宅でしょうか?それとも会社ですか?
その部屋の中にある「赤色のモノ」を、10秒間で一つでも多く見つけてみてください。
10秒後、目を閉じます。
(ブログが見られなくなるので(笑)、続きをお読みください)
今見た部屋の中にある、「青色のモノ」がどこにあったかわかる人はいらっしゃいますか?
目を開けて見渡してみてください。
いかがでしょうか。
こんなところに青色のモノがあったのかと、驚いた方もいらっしゃるかもしれませんね。
今、私は、「赤色のモノ」を見つけてくださいと言いました。
皆さんは、意識して「赤」を探していたと思います。
そして、結構、自信があったのではないでしょうか。
「赤色のモノ」は、ここにある、あそこにあると。
けれど、「青色」と言われたとたん、頭の中は真っ白になられたのではないでしょうか。
「青って?あったっけ?」って。
私たちは、こんなふうに、いつもちゃんと見ているようで、見ていませんし、無意識または、自分が意識したものだけを選んでみています。
たとえば、同じ家、同じ部屋の中にいたとしても、見ているモノは、ひとりひとり違います。
母親は、「なんだか部屋が散らかっているわ」。と思いながら、見ているかもしれません。
こどもたちは、おもちゃやゲーム、本が散らかっていても、自分にとっては宝物なので、そこに置いている、くらいにしか見えていないかもしれません。
父親は、母親が子どもに「片づけなさい」とガミガミ怒っている姿を所在なく見ているかもしれません。
同じ部屋の中にいても、それぞれ見ている世界は違っている。ということを知っているだけでも、「なんで、こんなに散らかっているのに片づけないのかしら」とイライラすることが少なくなるかもしれません。
なぜなら、母親のあなたが見ている部屋の風景と、子どもが見ている部屋の風景は違う、のですから。
こうやって話を聞くと、頭では理解できても、実際、日常の中では、つい、イライラしてしまうことありますよね。
そんなときは、意識して思い出してみてください。
自分が見えている世界と相手が見ている世界は「違う」のだと。
そして、余裕がありましたら、「相手にはどんな世界が見えているのかな?」と思ってみると、あなたの世界がぐーんと広がります。
いつも、自分は、自分だけの色眼鏡で見ているんだと知っておくだけで、「どうして分かり合えないんだろう」と思うことが少なくなると思います。
なぜなら、あなたは、いつも、あなたが見たいものを選んでみていて、相手は、相手が見たいものを選んでみているから。
あなたが見ている世界と相手が見ている世界は、たとえ同じ場所、同じ空間の中にいても「違う」ってことを、「意識して」思い出してくださいね。
もちろん、あなたの見ている世界と相手の見ている世界は、どちらが正しいとか間違いとかもありませんし、優劣もありません。
ただ、見たいように見ているだけ。
あなたが見えている世界は、あなたの色眼鏡で見ている世界であって、真実そのものではありません。
そもそも真実を見ている人は、ひとりもいないのかもしれませんね。
もしいるとしたら、それは、自我を超えた、神さまの領域。
その域に近づく方法は、一方向だけでなく、ありとあらゆる角度から見てみることです。
嫁と姑、ならば、嫁の立場としての視点と、姑の立場からの視点。どちらにもなってみてみる。いわゆる作家の視点ですね。
どちらかの味方とか、どちらか一方の視点で見るから、偏りが出て、争いになりやすい。
ものごとを、まあるい球体を見るようにあらゆる角度でみてみると、なにごともまあるく収まるかもしれません。
円満な人間関係は、人や物事を、まあるい円を見るようにみてみると良いのかもしれません。
よかったらお試しになってみてくださいね。
最後まで、お読みくださってありがとうございます。
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