あなたの見ているものは真実ではないかも?

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今日は、「あなたの見ているものは真実ではないかも?」です。




先日、面白い話をお聞きしましたので、今日はそれを書いてみたいと思います。



昔、ある国の王様が、象を見たことがない村人たちを集め、目隠しをして象の体の一部分を触らせて象についての報告をさせたそうです。



「足」をさわった人は、「象とは、『臼(うす)』のようなものです。」と答え、

「しっぽ」をさわった人は、「象とは『綱』のようなものです。」と答え、

「耳」をさわった人は、「象とは『扇』のようなものです。」と答えました。




すべての人は、正しいです。しかしながら、象そのものではありませんよね…。



あなたの見ている「その」や「出来事」は、たしかに、あなたの言う通り「正しい」かもしれません。



けれど、それは、そのものの一部であって、全体や事実そのものを語っていません。
ということをどうか知っていていただきたいなと思います。



あの人は悪い人だ。
あの人は暗い。
あの人が怖くてうまく話せない。



あなたの見ている「あの人」は、悪いところもあるかもしれません。
けれど、もちろん良いところもあることでしょう。



あなたが暗いと感じる「あの人」は、本当は明るい人なのだけれど、今だけ暗いだけかもしれません。


「あの人」は怖い人だからと、相手とうまく話せないことを、相手のせいにしているだけかもしれません。


相手が悪い、と相手のせいにして、相手を変えることより、自分の視点を変えてみてみます。



象のしっぽだけを触っていた人は、象の体、耳、鼻等を触ってみることで、本当の象の姿を知ることに近づくことができることでしょう。



あなたの見ているものは、たしかにその一部分は正しい、かもしれません。



けれど、それは「その人」のすべてや事実そのものではありません。



いろいろな角度から、見て、聞いて、触れて、感じてみることを習慣にしていただくことで、今よりずっと真実に近づくのではないかなと思います。



新たな一面が見つけられると、なにより自分自身がうれしくなって、楽しくしあわせな気持ちを感じられるようになる、かもしれませんよ。






最後まで、お読みくださってありがとうございます。